中級者を目指す英語学習~プロセス編~

英語学習に対して、効率的に学習曲線を伸ばすための、絶対理解してほしいプロセスを説明します。

導入編として、英語学習を始める前の心構えはコチラの記事を参照ください。

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土台となる英語学習に欠かせない3要素

以下の3つを押さえることで英語スキルは確実に伸びます!

  • 第1層:文法 Grammar
  • 第2層:発音 Pronunciation
  • 第3層:単語 Vocabrary

4大技能である Speaking Listening Writing Reading どれも必要です。

この4大技能全てに共通することは何か分かるでしょうか?

それが「文法」「発音」「単語」です。

冷静に考えれば当たり前のことなのですが、この3つを避けては通れないのです。

 

言いたいことを図にしてみました。

文法が土台。この横幅はある程度決まっています。

その上に発音がクッションのように乗っています。

この2つの上に単語が乗るわけです。そしてこの単語は努力次第でいくらでも高さを得ることができます。

4つの技能はこれらの土台があってはじめて成立するというわけです。土台が傾いていたら・・・技能は発揮できないということですね。

 

「文法」「発音」「単語」を身に着ければ英語は使える!

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文法 Grammar

3つの要素の中でも一番重要なのが文法です!

仕方ないのです!文法が分からないのに書けるわけがないし、読めるわけがないし、聞けるわけがないし、当然ながら話せるわけがないのです!

最初に文法に触れずに先に進むことはできません。まずは、苦しいですが、最初の数週間から1か月で、徹底的に文法を押さえましょう。

とはいえ、安心してください。中学文法くらいで十分です。その代わりしっかりと腹落ちできるレベルで文法を理解しましょう。

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ケンブリッジ大学が刊行している、いわゆる英語版の国語の教科書です。非常に有名な文法教科書と言えます。中学英語で無理矢理にそういうものだと暗記していた、現在形やら過去形やら過去分詞やらの文法について、どういうニュアンスなのか、あらゆる言い回しでしつこく説明してくれます。文法とはそういうものだという理屈じゃなく、感覚を身に着けることができたように思います。私はこの教本を3周くらい読み込みました。

ENGLISH GRAMMAR IN USEは名著ですし間違いないのですが、全て英語で書かれている点が初心者の方にはハードルが高いかもしれません。まずは日本語の教材の方がお好みという方には、以下を提案します。

それぞれの文法のイメージを図で示してくれている点がこの本のいいところ。中学生時代に躓いた現在完了形なども、絵で見て概念を理解することができると思います。

全てのベースは文法です。ここは逃げずに取り組みましょう!

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発音 Pronunciation

発音って本当に必要!?

私もそう思っていました。多少発音ミスっていても、通じればいいよね、と。

しかし、多くの有識者の方の情報を取り入れるにつれ、発音の必要性に遅ればせながら気づくことができました。

発音の基本を知ってから、急にリスニング力が上がったという事実をお伝えしておきます。最初にこれを押さえていればもっと効果的に学習効果は上がっただろうなと後悔したものです。

日本語は母音が「あ」「い」「う」「え」「お」の5音しかありません。

一方で英語では12音以上あるのです!!この差を概念で知っているのと知らないのでは、音の聞こえ方が全く変わってきます。

また、単語同士の連結により音が変わるという現象が起こります!これを知らないでいきなりネイティブの高速な会話など絶対に聞き取れません。

とにかく、騙されたと思って、発音を勉強してください。これはマジです。

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基本的な発音種類を一通り学べることに加え、上述した単語の連なりで音が変わるという仕組みを説明してくれている点が、目から鱗でした。本当に、この本を読んで理解した後から、リスニング力は間違いなく向上しました。話す時の発音も多少なりとも向上したと思っています。

単語 Vocabrary

そしていよいよ単語です。

文法を押さえておけば、あとは単語力が伸びれば自然と英語バラエティが増えていきます。

発音を押さえていると、さらに単語習得スピードは上がるでしょう。

単語力は、文法や発音と違い、キリがない世界です。それこそ新語みたいなものも出てくるわけで、幾らでも積み上げることができてしまいます。

とはいえ、業務の会議で使う単語というのはある程度限定的です。1500語程度知っていれば十分なコミュニケーションが取れると言われます。

日常会話だとしても3000語程度理解していれば、会話の90%以上はカバーできると言われます。

そして、一般的な中学高校レベルの学習をしていたみなさんならば、この3000語のうち8割くらいはある程度見聞きしたことのあるものだったりします。残り数%を補完できれば、十分使えるレベルになっていくというのが事実です。

という事実を理解すると、単語学習にも少しはモチベーションが沸いてくるのではないでしょうか?

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単語は何段階かのステップに分かれると考えます。単語帳も星の数ほど存在しているわけですが、私が使ったものベースでご紹介です。本当の初心者の方は、キクタンシリーズは結構導入編にはいいと思います。本格的な大学受験など、学生時代にある程度基本的な英語学習に触れていた方はこのレベルは飛ばしてもいいかもしれません。

よく言われるのが、高校単語を押さえると、ビジネスでも十分通用するというものです。コツコツ頑張って勉強していた学生時代の経験は決して間違ってはいなかったわけです。大学入試用単語帳あたりは結構有意義に使えるものが多いです。私が繰り返し使ったのがこちらのCore1900。ちょっとお堅い印象もありますが、最新の第5改訂版ではそのあたりも現代風になっているとのことです。(私は第4版を愛用しました)

有名な英語系YouTuber ATSUさんが発行している単語帳。中級レベルという印象ですが、このレベルを押さえられると、ほとんど怖いものなしになります。上述のCore1900も同様ですが、最初に例文や会話文が掲載されており、その中から単語が抜粋されて解説されるという形式です。音声CDで例文をひたすらシャドーイングしつつ単語力も上げていくという使い方が効果的だと思います。

いずれの単語帳もCD音声やダウンロードコンテンツが付属しており、例文の音声などもリスニング素材に使えたりします。単語こそコツコツ、積み上げれば力になります。

英語学習は筋トレと一緒!しつこいですが(笑)、何度でもお伝えしたいと思います!

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